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結婚式の『おもてなし』を日常に。ノバレーゼのレストランが描く未来

結婚式場の魅力を日常にも届ける―。ノバレーゼが全国に展開する婚礼施設では、結婚式で培ったおもてなしの心をそのままに、平日のランチやディナー、季節限定イベントなどで地域密着のレストラン営業を展開しています。今回は、営業本部の氏家慎太郎さんに、レストラン営業にかける想いと今後の展望について聞きました。

この記事に登場するスタッフ
氏家 慎太郎さん(営業本部マネージャー/2014年中途入社)
ノバレーゼに入社後、レストランサービスを経験したのち、ゼネラルマネージャーに就任。2023年、営業本部へ異動。レストランサービスにおける豊富な経験と知見を活かし、現在は全国に展開する婚礼施設のレストラン部門における業務管理やイベント運営を担う。

ノバレーゼのレストラン部門の全体像

—最初に、ノバレーゼのレストラン部門の全体像について教えてください。

私たちのレストラン部門には、『婚礼飲食』と『一般飲食』の2つのカテゴリーがあります。『婚礼飲食』は、結婚式で料飲およびサービスを提供すること。一方で『一般飲食』は、結婚式の二次会や、法人企業の宴会や会議、展示会といったさまざまなイベントに幅広く対応するだけでなく、平日のランチ・ディナー営業や、クリスマスディナーやビアガーデンといった、一般顧客にも婚礼施設を開放する季節感のあるイベントまで、活動の範囲は多岐にわたります。結婚式場として、優れた料理やサービスで信頼をいただいていることを出発点に、地域の皆さまに開かれた存在となることを目指し、さまざまなイベントを企画・開催しています。

全国で好評を博す『パフェイベント』 企画の背景とは

—大人気のパフェイベント『メゾン ド パルフェ』は、どのような経緯で始まったのですか。

当初は、単発の期間限定イベントでした。SNSで拡散され、若年層の女性を中心に多くのお客様にご来館いただき、結果としてシリーズ化が決定しました。春夏秋冬の食材を使い、新作を打ち出すことでリピーターも増えています。

—ビュッフェコーナーではセイボリー*の内容を、各店舗が独自のラインナップで製作しているのも特徴的ですね。

*セイボリー:塩味や辛味のある軽食のこと

メインのパフェは、味のクオリティと見た目のデザインを重視し、全国で統一したレシピをもとに製作していますが、セイボリーのラインナップは、地域の特性に応じて各店舗に判断を委ねています。レストランスタッフがお客様のご要望をくみ取り、料理人が提供したい料理やデザートのイメージも考慮しながら、最適解を導き出します。この柔軟性があるからこそ、『その土地ならではの体験』をお客様に提供できるのだと思います。

—今後のイベントとして企画しているものはありますか?

一例として、『冬のビアガーデン』を企画しています。夏はバーベキュースタイルでしたが、冬は鍋をメイン料理に考えています。具材をビュッフェ形式で選び、テーブルで煮込むスタイルです。従来のブライダル施設ではあまり見られない取り組みで、地域に新しい楽しみを提供したいですね。

レストラン利用での体験を結婚式につなげたい

—レストラン部門における『ノバレーゼらしさ』とは何でしょうか。

最大の特長は、結婚式でもレストランでも、同じスタッフが心を込めておもてなしをしていることです。結婚式で学んだホスピタリティやサービススキルを、そのままレストランの営業に活かせます。レストラン利用をきっかけに、初めて私たちの婚礼施設の存在を知るお客様も多く、今後結婚式を挙げる可能性のある『未来のお客様』との接点を生む重要な場にもなっています。

誰もが「ここに来てよかった」と思える空間を

—最後に、提供する料理やサービスにおいて、氏家さんが大切にしていることをお聞かせください。

結婚式はもちろん、宴会やレストランイベントなど、あらゆるシーンにおいて、料理は『見た目の華やかさ』にこだわっています。SNSでの発信が主流となっている今、写真映えする色合いや演出は欠かせません。そのうえで、料理の味においては、全国で統一監修されたメニューによる安定感と、各店舗のシェフが自由に創作できる柔軟性の、両方を大切にしています。

料理やドリンクを提供するサービス面においては、お客様の会話や食事のスピードを観察し、心地よい空間を遮らない絶妙なタイミングで対応することを意識しています。結婚式で培った経験を日常のレストラン営業に還元し、すべてのお客様に「ここに来て良かった」と思っていただける時間と空間を提供することが、私たちの使命です。

婚礼施設でのレストラン営業をきっかけに、より多くの方々にノバレーゼの空間や料理はもちろん、働くスタッフの魅力を体感していただけるよう、これからもさまざまなイベントを企画していきます!

取材:田中 夏歩(リゾートディビジョン)
制作:岩井 雄紀(広報室)