
受賞者インタビュー|ウエディングプランナーが仕事にかける想い
ノバレーゼには『ベストプラクティス』というナレッジ共有のコンテストがあります。そのコンテストにおいて2024年度の最優秀賞を受賞したウエディングプランナーの後藤さんに、プランニングのエピソードと、仕事への向き合い方を聞きました。

ベストプラクティスとは
—はじめに、ベストプラクティスの概要について教えてください。
ベストプラクティス(通称:べスプラ)とは、『未来のお客様へつながるナレッジ共有』を目的とした社内コンテストです。自身のお客様への提案内容を振り返り、一組のお客様の事例をピックアップします。お客様から伺った、結婚式やゲストへの想いやおふたりのストーリー、それに対するプランナーとしてのご提案内容をひとつの作品としてまとめ、スタッフ同士で発表し合います。一人ひとりの工夫やアイデアをシェアすることで、チーム全体でのレベルアップへとつなげています。
青島の砂と満月のケーキ。想いを形にするプランニング

—ベスプラ2024最優秀賞に選ばれた作品について教えてください。
国内でのリゾートウエディングを希望される県外在住のお客様について取り上げました。住まいが遠方のため、結婚式当日まで会場にはお越しにならず、打ち合わせもすべてオンラインで行いました。 おふたりとも『景色』が好きで、さまざまなことに対する『意味づけ』を大切にされる新郎新婦様でした。海に面したアマンダンブルー青島のロケーションも活かしながら、おふたりの好みに合うように、提案を考えました。
—具体的にどのような提案をしたのですか?
おふたりの価値観を目に見える形で表現できるアイデアを提案しました。例えば、サンドセレモニー*で使う砂に青島の砂を取り入れたり、思い出の写真をヒントにしたオリジナルケーキのご提案などを行いました。
オンラインでの打ち合わせ中、ふと画面に映った写真をきっかけに、おふたりが『景色』を大切にされていることが伝わってきました。そのため、当日のどんなシーンもおふたりの特別な思い出になるように、イメージを膨らませながら提案内容を考えました。
*異なる色の砂をひとつの入れ物に注ぎ込み、結婚証明書となるオリジナルアートを完成させる演出
部署を越えて支え合う、『最高の一日』をつくるチーム力

—オリジナルケーキはどのように形にしていったのですか?
まずはお客様が撮影された景色の写真をいくつか見せていただいたんです。その中から、美しい満月の写真をヒントに『夜空に浮かぶ満月』を再現するケーキを作りたいと考えました。
—オリジナルケーキの提案にあたり、同じチームにパティシエがいることは心強かったのではないでしょうか。

信頼できるパティシエがいたからこそ実現できたことだと思っています。色の細やかな表現にも徹底的にこだわり、作り上げてもらいました。
当日は夕方の時間帯にガーデンで『ケーキ入刀』のセレモニーを行う予定だったため、その時間帯にはどのような見え方になるのか、周りの照明の加減なども調整しながら検討を重ねました。
—お客様は仕上がったケーキを見てどのような様子でしたか?
ご納得いただける仕上がりだったようです。後日、新郎様が新婦様にそのケーキをイメージした手作りの贈り物をされたというエピソードを伺いました。結婚式のあとも、おふたりの思い出に繋がるご提案ができたことをうれしく思います。
仕事にかける想い―目の前の人を全力で幸せにする

—後藤さんがウエディングプランナーとして仕事をするうえで大切にしていることはどんなことですか?
『お客様とプランナー』という関係ではなく、自分の家族や大切な人のように思い、目の前の方を心から幸せにしたい、喜んでもらいたいという想いで仕事に向き合っています。
相手を知りたいと思うと、聞きたいことがどんどん出てくるんですよね。「なんでそう思ったの?」「なんでそれが好きなの?」と、知りたいことは素直に聞くようにしています。
—表情からもプランナーという仕事を楽しんでいる様子が伝わってきます。
ノバレーゼには『人のために生きよ』という社訓がありますが、結婚式に向き合う姿勢もまさにその通りで。同じ想いを持って結婚式を創り上げられる環境があることは本当にありがたいです。
近年、結婚式を挙げないという人も増えていますが、結婚式の魅力や価値をもっともっと世の中に伝えていきたいです。
ベスプラは成長のきっかけをくれる場所

—最後に、べスプラの取り組みについて、後藤さんが感じることを教えてください。
べスプラは、年次にかかわらず学び合い、提案力を高めていける貴重な機会だと思っています。私自身も提案に苦手意識があった頃、受賞者の事例から『どのように考え、形にしていったのか』という過程に触れることで、学びと気づきを得ることができました。
これからも、『ウエディングプランナーとしてどのような付加価値を生み出せるのか』を考え続けるためのヒントを得る機会にしていきたいです。
取材・制作:渡邉 静香(教育研修部)








